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先週の土曜に行った実家近くの書店のコミックス新刊コーナーで『さよならタマちゃん』という本を発見。自分と同じ子宮体癌の闘病ブログは情報収集のためにあれこれ読んだが、それ以外のがんの闘病記は本もブログも読んだことがなかった。他の病気に興味を持つ余裕がなかったからだが、この本の表紙に描かれた点滴スタンドと帽子姿に惹かれてつい購入。ただ、実家では読んでいると余計な心配をされかねないと思い、日曜にアパートへ戻ってきてから一気に読んだ。

著者はマンガ家アシスタントの男性で、35歳という若さで精巣腫瘍という睾丸の癌が発覚。その闘病記が描かれている。病院の闘病仲間、副作用のつらさ、奥さんの献身、病院スタッフなど、派手さはないけれど丁寧に描かれている。
私はリンパ節や他臓器への転移がなかったので、手術後の転移・再発予防ための化学療法は入院せずにすべて通院で行った。副作用で吐き気はあったけれど、実際に吐くことはなかった。ま、もっとも化学療法直後は吐き気止めを通常の倍量を服用するよう指示されたけどね。それに手術による入院も2週間ほどだったため、同じ病室の人と会話することはあっても病院で親しくなった人はいなかったなぁ。
病気の種類こそ違えど、自分もこの人と同じことになっていたかもしれない。読んでいてなんだかもう一人の自分のように思えた。がんが我が身や家族に降りかかった人に読んでほしい・・・いや、もちろんそうでない人にもおすすめの一冊です。

<講談社イブニング作品紹介サイト>
http://evening.moae.jp/lineup/256
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いまどきはネットで本が買えたり、電子書籍なんてのもあったりして便利な世の中ではあるが、書店へ行くと思いがけない本との出会いがあったりするのでやめられなかったりする。そんな出会いの確率がわりと高めの私にとっては相性のいい書店で見つけたのがこの本。私は海外にあまり興味がないので普段なら手を出さないのだが、それでも手にしたのは著者が私とほぼ同年代で同じ子宮体癌、発症年も近かったからである。

著者はイタリア在住のイラストレーターで、イタリアとドイツのハーフである男性と結婚し、子供はいない。私と同様に生理不順からくる貧血があり、これまた私と同じで突然の大出血を機に検査して病気が発覚。日本へ帰国しての治療も考えたが、イタリアで夫とともに病気と闘うことを決断する。治療そのものはやはり全摘出が基本という方針は同じだが、国が違えば医療制度も病気に対する意識も違う。
医療制度に関しては、イタリアの場合はどんな病気であろうがまずはホームドクターに相談し、ホームドクターから出された診断書を持って専門科のある病院を予約するというシステムらしい。どの科へ行けばいいか迷う場合なんかにはありがたい制度である気もするが、時間がかかるという欠点もあるようである。
病気に対する意識も日本とは全然違う。まぁ、イタリアというお国柄もあるのかもしれないが、とにかくポジティブなのである。後遺症の心配をホームドクターに話すと「起こった時に考えればいいのよ」とくる。友達も病気だからとそっとしておくのではなく、外出に誘ったりしてとにかく積極的に励ます。他にも入院生活など日本とは異なる点も多く、なかなかおもしろく読めた。
ただ、どこの国であれ何の病気であれ、病気にかかった側にとっては家族や友人などの支えが何よりありがたく、そしてうれしいことであることは変わらないんだなぁ~と読み終えてしみじみ思いましたね。

http://www.amazon.co.jp/dp/4569701442/


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