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2010.02.09 告知
有給休暇を取って大学病院へ。いよいよ検査の結果を聞くことになる。待合室で文庫本を読みつつも、ちょっとドキドキしていることが自分でもわかった。

しばらくして名前を呼ばれ、一番奥の診察室へ。診察室と言っても1つの部屋をついたてで3つに仕切っており、私は真ん中の仕切りの椅子に座る。テーブルの向こう側には初診の時に検査してくれた男性医師がいた。
「画像を見ながら説明しましょう」
と言いながら画面を私に見やすい角度に向けてくれた。MRIの画像が表示され、どこがどの部分であるかを説明してくれる。問題の子宮には白っぽく映る部分が広がっていた。そして医師から「インフォームドコンセントシート」という題名の紙を渡される。説明欄の一番上にはこう書かれていた。
『診断:子宮体癌III期の疑い』
・・・やっぱりそうかぁ。ひそかに良性だったらいいなという淡い期待もあったんだけど、そもそも良性だったら大学病院へ回されたりはしなかっただろうしね。男性医師がシートに書かれていることをいろいろと説明してくれる。説明の詳細は後述するとして、男性医師は一通り説明し終えてから
「癌ということでびっくりしたでしょう?」
と言った。アンタがCTやMRIの検査オーダーの時に私の目の前で「子宮体癌の疑い」って入力してたじゃねぇかよ!?と思ったが、とりあえず黙っておく。まぁ、おかげで心の準備も多少は出来たからよしとしましょうかね。

その場で入院日も手術日も決め、事前に出来る検査も可能な限り今日やってしまいましょうということで、採血・採尿・心電図・胸部レントゲン・肺機能検査をこなす。結局、病院を出たのは昼近くになってからだった。半休じゃなくて有休にしといてよかった。だが、他の検査のためにまた金曜に病院へ行かねばならない。天候に問題なければ午前半休にしとくかな・・・。

夜、実家の母に電話。癌であることと手術をすることを話す。当の本人よりショックを受けている様子だった。出来ることなら言わずに済ませたかったが、入院するとなると保証人やら準備やらいろいろと必要になるからそうもいかない。ちょうど祭日があることだし、明日の夜にでも実家へ帰って父にも直接話す予定。父には通院自体を知らせてはいないから、なおさらショックだろうなぁ・・・。

さて、問題のシートの中身をざっくりと。
まずは病状と診断名から。
 診断:子宮体癌III期の疑い
 子宮頚部細胞診:classIII
 子宮体部組織診:類内腺癌G2
 腫瘍マーカーCA125:351(正常値は35以下らしい)
 腫瘍マーカーCA19-9:29
 CT:子宮体癌の疑い、漿膜外浸潤の疑い、右閉鎖リンパ節軽度腫大
 MRI:子宮体癌の疑い(漿膜浸潤、頸部間質浸潤を疑う)
     両側閉鎖リンパ節転移、癌性腹膜炎の可能性あり
そして考えうる治療・検査は下記の通り。
 手術:子宮体癌根治術
    (子宮全摘出+両側付属器切除術+骨盤内・傍大動脈リンパ節の摘出)
 子宮の頸部にまで腫瘍があるため、場合によっては広汎子宮全摘出になることもある
 手術時間:3~4時間
 入院:2週間(広汎子宮全摘出の場合は1ヶ月弱)
 手術後、抗がん剤の追加治療も検討
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2010.02.10 会社へ報告
出社して上司に検査結果のメールを打つ。別に口頭でもよかったのだが、部署内には他の人達もいるので、まずは上司に報告するのが先だと思ったからである。

その後、メールを読んでびっくりした上司と応接室で面談。もっと軽いものだと思っていたらしい。そりゃそうだろうなぁ。でも、女性の上司なので経過や症状の説明がしやすかったのは助かった。上司から社長に報告してもらうことにして、部署に戻って私の口から部署のみんなに入院することを報告。ただし、婦人科系の病気とだけ話して病名は言わなかった。
そして今後の引継ぎなどを話す。現在やっている作業は各部署に連絡して完成時期が延びることを話すとして、どうしてもやらなければならない日が決まっている作業は誰かが代わりにやってもらうしかないので、作業手順書を作成するしかない。というわけで、手順書を作成していると、しばらくして隣の部署の男性がやってきた。
「引継ぎ、土曜のいつにします?僕、土曜の午後は半休を取ろうと思ってるんですが・・・」
えっ、土曜って何のこと?
確かに彼にやってもらわなければならない作業はある。でも、土曜に引継ぎをするなんて話は誰からも聞いていないし、こちらからも言っていない。で、よくよく聞いてみると、勝手に土曜と言ったのは彼の上司であることが判明。以前から自分勝手な人だとは知っていたが、本当に自分さえよけれがいい人なんだなぁというのがよくわかった。土曜までには資料作成は間に合わないので来週にしてもらったが、あんな上司の下で大変だなぁ~とちょっと同情してしまった。

うちの部署の男性陣は私が入院することを知って、入院時に使えるようB5サイズのノートパソコンのセッティングを始め、データ通信カードの手配までしてくれている。でも、病院にパソコンを持ちこめるかどうかまだわからないんだよなぁ。それに、持ち込めたところで私が使えるような状態になるまでにどれくらいかかるかわからないしねぇ。気持ちは大変ありがたいんですが、もしかして私は病院でも仕事しなきゃならないのかな?とも思ってしまうんだな・・・。

夜、マンガ本を詰めたバッグを2つ車に積み込んで実家へ帰る。身辺整理でもあるのだが、置いていても読まない本を以前から整理しようとまとめておいたのである。実家の本とあわせて古本屋に売る予定だが、たいした額にはならないんだろうなぁ。
実家へ帰って改めて母に診断内容や入院についてあれこれ説明。私からはまだ何も知らせていない父はもう寝てしまっていたので明日の朝話すことになるが、母が「大学病院を紹介されたらしい」という話をしておいてくれたそうなので、多少は話しやすくなったかも。
2010.02.11 準備開始
朝、台所へ行ったら、母から
「お父さんに病気のことを話した」
と言われる。それなら話は早いということで、私からも父に説明。病気に関して知っていることや入院の予定などを話す。両親もショックだったろうが、とりあえず前向きな態度でいてくれるありがたい。もうこうなったら治療するしかないわけだしね。

入院用の案内を見ながら、今のうちに準備できるものはしておこうと、母とあれこれ揃える。母は「救急用」を書かれた段ボール箱を持ってきた。その中には洗面器やタオル、食器などが詰められていた。ここからかなりのものが使える。母はしっかりしているよなぁ~と感心してしまった。

夕方、実家からアパートへ戻る。入院や手術に関しては前向きな気分なのだが、やはりショックだったらしくてずっと食欲がいまいちわかない気がする。胃の調子からお腹は空いていると思うんだけど、ちょっと食べるとなかなか進まなくて食事に時間がかかる。外食は量が多すぎてちょっと厳しいかもしれない。出来るだけ自宅で食べることにしようと思うが、同時に入院までに食べたいものを考えておいて出来る限り実現していこうとも思う。とりあえず食べたいもの第一号はフルーチェだな・・・。
2010.02.12 iPhone
今日も大学病院へ。まずは婦人科で先生とお話をする。今日は麻酔科で手術前の診察と、手術に備えて自分の血液を輸血できるように貯血するとのこと。再来週の自分への献血ってところかな。

まずは麻酔科へ。問診票を書き、麻酔に関するパンフレットを渡される。その後、診察室に呼ばれて話をしたが、問診票に書いてあることの確認みたいな感じで意外とあっさり終わった。そういや全身麻酔も初体験になるんだよなぁ。

次は貯血なのだが、1時間半後まで設備が空いていないとのことで、お腹も空いたことだし早めの昼食にすることにした。病院内にも食堂があるが、これ食べたいと思うものがなく、大学病院の近くに住む友人にいいお店がないかメールで聞いてみたら、市役所の喫茶店との回答をいただき、さっそく行ってみる。市役所内に喫茶店があることすら知らなかったのだが、地元じゃ老舗のレストランが出している喫茶店と判明。手ごろなお値段でおいしかったので大満足。

再び大学病院へ戻って貯血へ。わけのわからんルートを連れて行かれて採血室へ。ベッドに横になって採血するのだが、献血ルームみたいにテレビが備え付けられていて、あっという間に終わってしまった。来週もう一度採血があるが、はたして一人で採血室へ行けるだろうか?

帰りに家電量販店でiPhoneを購入。時間や場所に制限はあるものの、ケータイやメールは使えるので、iPhoneなら音楽プレーヤーも兼ねて使えると思っていたからである。さてと、入院までに使いこなせるようにならなければ・・・。
友人と最近出来た洋食屋さんでランチ。お店の場所は私のアパートと友人の家とのちょうど中間地点で、2人とも以前から気になっていて一度行ってみたいと思っていたのである。
ランチのセットはいくつかあるのだが、一番食べてみたかったものはかなりのボリュームで、今日は混雑回避のため早めのランチとしたことから断念して別のものにした。退院してからのお楽しみだ。

この友人は今のところ家族と会社以外で癌のことを唯一話した人である。彼女自身も婦人科系疾患で通院中なので、下手に隠すのも不自然だと思ったので打ち明けたのだ。もちろんショックだったと思うが、しっかり受け止めてくれて感謝している。家が近いことから、彼女には留守中の郵便受けの確認をお願いし、快く引き受けてくれた。

午後は部屋の掃除をしようと思ったが、腰痛が発生したので昼寝。洋食屋の椅子が硬めで、結構長話とかしちゃったからだろう。それでも時々はパソコンに向かってiPhoneに音楽を入れる。容量はたっぷりあるから、あまり聴いていなかったCDもガンガン入れようと思っている。

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